「なんだか生え際が薄くなった」
「おでこが広くなった気がする」
「これってM字ハゲ?」
毎朝、鏡を見るたび不安になっていませんか?
日に日に薄くなっていく自分のおでこをみて、焦りを覚える方も多いと思います。
しかしM字ハゲに悩んでいるのは、あなただけではありません。
この記事ではM字ハゲの原因や解決策、予防法を詳しく解説します。
M字ハゲ対策は早期の対応が重要です。
適切な対策を行えばきっと改善しますよ。
目次
M字ハゲとはどういう状態か
Ⅿ字ハゲは薄毛の症状別で、頭頂部の薄毛と並び最も多い症状に分類され、多くの人が悩んでいます。
男性の約半数が40歳頃に発症し、年齢とともに進行するため早目の対策が必要です。
M字ハゲの前兆
M字ハゲの前兆として以下の症状が現れることがあります。
- 生え際や前髪が薄くなり、おでこが広くなる
- 短い毛や細い毛の抜け毛が多くなるM字部分のかゆみや痛みを感じる
最初に見られる兆候は生え際の後退で、徐々に進行するため変化に気づきにくい。
他にも短い毛や細い毛の抜け毛が増え、段々と髪の密度が低下し薄くなるなどがあります。
症状が進行し頭皮の状態が悪化すると、M字部分がかゆくなったり、痛みを感じたりすることがあるので注意が必要です。
これらの症状が現れた場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
なぜなら、M字ハゲは進行性のある症状であり、早期の対策が必要とされるからです。
M字ハゲの判断基準
M字ハゲの判断基準は、薄毛の進行パターンをまとめた指標であるハミルトン・ノーウッド分類によって行われます。
出典:幻冬舎ゴールドオンライン
この分類によると、生え際の後退が2cm以下の場合は初期段階です。
しかし、これ以上後退が進むとM字ハゲが進行している状態と判断されます。
また、目をパッと見開いて一番上にできるおでこのシワから生え際までの距離が、指2本分以上ある場合もM字ハゲになっていると判断できるでしょう。
ただし、自己判断には注意が必要です。
自身の状態を詳しく知りたいなら専門家に相談し、正確な診断や適切なアドバイスを受けることが改善への近道となるでしょう。
20~30代男性のM字ハゲ発症率
M字ハゲの原因となるAGA(男性型脱毛症)の発症率は、20代で約10%、30代で20%と言われていて、M字ハゲは男性の約半数が40歳頃までに発症する可能性があります。
最近では20〜30代の若い男性でも発症するケースが増えていて、ストレスや不規則な生活が原因と考えられています。
M字ハゲになる原因
ここでは、Ⅿ字ハゲになる原因について紹介します。
M字ハゲを発症する原因は、大きく分けて次の3つです。
M字ハゲの原因を詳しく知ることで、効果的な対策を行えるでしょう。
男性型脱毛症(AGA)
M字ハゲになる原因の一つに、男性型脱毛症(AGA)があげられます。
AGAは男性ホルモンの影響により、頭頂部と生え際の両方から徐々に髪の毛が減っていく症状です。
男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)へと変換される。
DHTは毛包に作用し毛髪の成長を遅らせ、最終的に毛根の細胞を死滅させるため、毛が抜け落ちてしまいます。
出典:LEO CLINIC
20代以降の男性3人に1人がAGAを発症すると言われ、薄毛になる原因の80%以上を占めています。
ですが、早期に治療を始めることで進行を遅らせたり、毛髪の再生を促したりすることができます。
治療法には内服薬や外用薬、植毛などがあり、早めにクリニックを受診し適切なアドバイスを受けることが有効です。
AGAについての詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られることで頭皮に負担がかかり発症する脱毛症です。
- 髪の重みや、髪をまとめたときの引っ張る力で頭皮の血流が悪くなる
- 強い摩擦が生じるヘアスタイル(三つ編み、アフロヘアーなど)で、毛髪の繊維が損傷したり、毛包の炎症が起こったりする
頭皮が牽引されると血流が悪くなり、毛根に十分な栄養素が届かなくなるため、M字ハゲになるリスクを高める可能性があります。
牽引性脱毛症は、放置しても進行することはありません。
しかし、原因となる習慣をやめないと、抜け毛が増え続ける可能性があるでしょう。
体質や遺伝
体質や遺伝もM字ハゲになる原因に関係しています。
AGAを引き起こす5αリダクターゼの活性度やアンドロゲン受容体の感受性は、親から子へ遺伝しやすく親や祖父母がM字ハゲであれば自身もM字ハゲになる可能性が高くなるでしょう。
M字ハゲは治せる?
ここでは、M字ハゲは治せるのかについて解説しています。
M字ハゲは適切な治療法を選ぶことで改善が期待でき、治療薬や注入療法、植毛が治療法としてあります。
M字ハゲの治療が難しい理由
M字ハゲの治療が難しい理由は、以下のような点が挙げられます。
- AGAが原因であり症状が日々進行していくので、早期に治療を始めないと改善が難しい
- M字ハゲは遺伝的な要因が大きく、治療薬の使用が必要
- 生え際は毛根の密度が低く血管も少ないため、毛根に栄養が届きにくい
M字ハゲの改善には生活習慣の見直しやストレスの軽減、食生活の改善、頭皮のマッサージ、育毛剤の使用など、自力でできる対策もあります。
ですが症状の改善がみられない時は、クリニックを受診し適切な治療を受けることが肝心です。
M字ハゲが進行する前に治療を開始
M字ハゲが進行する前に、治療を開始する重要性には以下があります。
- 早期に治療を開始すると進行を遅らせられる
- 症状が進行すると毛根の細胞が死滅する
- 一度、毛根が消滅してしまうと治療が困難になる
M字ハゲは進行すると治療が難しくなるため、早期の治療が非常に重要です。
自身で生え際の変化を確認し、不安があればクリニックを受診しましょう。
症状が進行する前に治療を開始することで、治療効果を高めることができます。
M字ハゲの治療法3選
ここでは、M字ハゲの治療法を紹介します。
治療法によっては、治療効果が出るまでに時間がかかる場合もあるので、専門医のアドバイスを受けながら適切な治療法を選ぶことが大切です。
治療薬
M字ハゲの治療薬には、主に以下のようなものがあります。
治療薬 | 効果 | 月額費用 |
---|---|---|
フィナステリド | 抜け毛を抑える | 3,000~8,000円 |
デュタステリド | 〃 | 6,000~8,000円 |
ミノキシジル(内服薬) | 発毛を促進 | 5,000~8,000円 |
ミノキシジル(外用薬) | 〃 | 4,980~13,200円 |
フィナステリドとデュタステリドは、男性ホルモンであるDHTの生成を抑えることで、脱毛を防止する効果があります。
ミノキシジルは血管拡張作用によって毛母細胞を刺激し、髪の毛の成長を促進する効果があり、日本皮膚科学会でもAGA治療に最も適した治療薬として効果が認められている。
M字ハゲの治療薬は病院で処方されるものが多く、費用や期間は受診する病院や個人差によって異なります。
治療薬の使用には注意が必要であり、専門医の指導を受けながら使用することが大切です。
AGA治療薬についての詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
注入療法
注入療法とは薬剤を直接頭皮に注入することで、毛髪の成長を促す治療法です。
発毛成長因子や栄養素を薄毛が進行している部分に直接注入。
弱った毛根を活性化させ成長を促すことで、高い発毛効果が期待できます。
M字ハゲの治療に有効な方法のひとつであり、安全かつ、簡単で痛みも少なく、即効性があるといったメリットがあります。
治療には一定の費用がかかるため、治療前にしっかりと費用を把握する必要があります。
注入療法による効果には個人差があるので、治療前には医師と十分な相談を行うことが重要です。
植毛
植毛は薄毛部分の頭皮に毛髪を直接植え付ける治療法です。
植毛には以下のようなメリットとデメリットがあります。
- 自分の髪の毛を使うので自然な仕上がりになる
- 持続的な効果が期待できる
- 費用が高く、一回では十分な効果が得られない場合もある
- 外科手術に該当し、出血や感染などのリスクもある
植毛を行う前に植毛の種類や方法、リスクについて専門医と相談し、十分に理解してしてから治療を開始することが重要です。
M字ハゲが気になったらAGAクリニックの受診がおすすめ!
薄毛を治療したいけど、クリニックの受診には不安や人の目が気になりますよね?
ですが、いつまでも悩んでいるだけでは手遅れになってしまうかもしれません。
最近ではクリニックに行かなくても、オンラインで誰にも会わずに診断を受けることができます。
AGAの治療を周りに知られたくない人におすすめです。
オンライン診療についての詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
M字ハゲは予防できる!効果的な対策・改善方法
ここでは、M字ハゲの予防に効果的な対策を紹介します。
以下の記事を参考に、少しずつ取り入れて改善していきましょう。
食生活の見直し
食生活の見直しはM字ハゲの改善に効果的な方法の一つです
髪の毛に必要な栄養素には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、タンパク質などがあります。
食事から髪に必要な栄養素をバランスよく摂取することで、髪の毛を健康的に保つことができるでしょう。
- ビタミンA:頭皮の健康を保つために必要
にんじん、ほうれん草、かぼちゃ
- ビタミンB群:髪の毛の成長に必要
豆類、魚介類、卵、牛肉、牛乳
- ビタミンC:頭皮の血行を促進し、髪の毛の成長を促進
レモン、オレンジ、ブロッコリー、イチゴ
- ビタミンE:頭皮の健康を保つために必要
アーモンド、アボカド、ナッツ類
- 鉄:酸素を運ぶために必要で、髪の毛の成長にも欠かせない
レバー、赤身の肉、貝類、小松菜
- 亜鉛:髪の毛の成長に必要で、頭皮の健康を保つ
牡蠣、レバー、煮干し、ビーフジャーキー
- たんぱく質:髪の毛を構成する材料
鶏肉、豆類、卵、牛乳、チーズ
できるだけ多くの食品から摂取し、バランスの良い食事を心がけてください。
生活習慣の見直し
生活習慣が乱れるとストレスや血行不良などが起こり、毛髪の成分や毛根の活性化に影響を与えます。
M字ハゲを予防するには、以下のような生活習慣の見直しが必要です。
- ストレスを溜めない
- 睡眠の改善
- 定期的な運動
- 髪型や帽子に注意
ストレスは男性ホルモンの分泌を増やし、毛根に栄養を届きにくくします。
ストレスを減らすためには、ストレスを感じたときに深呼吸すると良いでしょう。
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、男性ホルモンの分泌を増やします。
毛髪の成長成分が作られる重要な時間が睡眠中にあるため、7〜8時間の睡眠を心がけましょう。
運動はストレスを解消するだけでなく、血行を良くして、髪の毛の成長を促進する効果があります。
日頃から適度な運動を行うようにしましょう。
髪型や帽子によって頭皮に圧力がかかると、血行不良や頭皮のトラブルを引き起こします。
頭皮に負担の少ない髪型や帽子を選びましょう。
生活習慣の見直しは健康にも良い影響があるので、普段から規則正しい生活を心がけてください。
頭皮のマッサージ
頭皮マッサージは頭皮を柔らかくすることで血行を促進し、頭皮の健康状態を改善することができます。
頭皮のマッサージの方法はいくつかありますが、ここでは簡単にできる3つの方法を紹介します。
マッサージは力を入れすぎないように注意しましょう。
- 指の腹で円を描くように頭皮をほぐす
指の腹で頭皮を軽く押さえ、小さい円を描くように全体を優しくマッサージ
側頭部や後頭部から先にほぐすと、前頭部や頭頂部の動きが良くなる
- 頭皮全体をリズムよくつかむ
両手の指を使い頭皮全体をリズムよくつまみながら動かすことで、頭皮に適度な刺激を与えて血流を改善する効果が期待できる - 指先で頭皮を弾くように叩く
襟足と頭の両脇から頭項部に向かって指先で頭皮を弾くように軽く叩くことで、血管や神経が集まるツボを刺激すると同時にリラックス効果も得られる
他にも数分でできるマッサージや血行促進につながるツボ押し法があります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
M字ハゲに関するよくある質問
最後に、M字ハゲに関するよくある質問をまとめました。
手遅れになる前に早めの対策をしよう
この記事では、M字はげに困っている方に向けて、M字はげの原因から、治療方法について解説してきました。
要点をまとめると下記の通りです。
- 前兆や判断基準を参考に症状に気づく
- 原因を知り予防や対策、適切な治療を行う
- M字はげの改善にはAGAクリニックの受診が近道
M字はげが気になっているけど、どうしたら良いのか分からずに放置していませんか?
そのまま何もしないでいると、症状が進行してしまい手遅れになるかもしれません。
M字ハゲの治療や対策は、早期に始めることで結果が大きく変わります。
- 根本的な原因が特定できる
- 適切な治療計画を立ててもらえる
- 効果的な対策でM字はげが改善できる
M字ハゲに悩む方にとって、専門家からの提案やアドバイスは非常に重要です。
あなたにあった、最適な方法を提案してくれるので安心できますよ。