【医師監修】AGA治療に保険は適用される?治療費用や安く抑えるポイント

AGA治療に保険は適用される?

「AGA治療に保険は適用される?」

「AGA治療の費用を少しでも安く抑える方法は?」

AGA治療に保険が適用されれば、治療費を安く抑えることができますよね。せっかく安く抑える方法があるのに、利用しないで後悔したくないですよね。

AGA治療に、保険が適用されるケースはあるのでしょうか。

また、AGA治療費を少しでも安く抑えるには、どんな方法があるのでしょうか。

この記事では、AGA治療に保険が適用されるケースも含めて、AGA治療の費用を安くする方法をご紹介します。

この記事を読むことで、AGA治療の保険適用の知識と価格を抑える方法を知り、より効率的にAGA治療を行うことができるでしょう。

最後まで、お読みください。

AGA治療は保険適用にならない

AGA治療は保険適用にならない

結論からお伝えすると、AGA治療には保険が適用にならないことがほとんどです。

なぜAGA治療に保険が適用されないかというと、AGAや薄毛が命に関わるほどの病気として見なされていないことにあります。

AGAや薄毛は精神的なダメージはありますが、肉体的なダメージはありません。

また、AGAや薄毛の症状を放っておいたとしても健康に害はありませんし、命を落としてしまうことはないでしょう。

放っておいても命に関わるほどではない症状に関しては、保険適用にならないということです。

逆に、風邪やインフルエンザなどの病気は、放置しておくと身体の健康が損なわれ、命に関わってきます。

そのため、軽い症状だったとしても保険が適用されるということです。

保険が適用されないAGA治療は「自由診療」とも呼ばれ、AGAクリニックや皮膚科などの医療機関と直接契約を交わす必要があります。

AGA治療には医療費控除も適用されない

AGA治療は保険が適用されませんが、同様に医療費控除も適用されないことがほとんどです。

医療費控除とは、1年間のうちに支払った医療費の10万円を超過した金額を、所得から差し引くことができる制度のことです。

AGA治療が医療費控除が適用されないことは、国税庁の法律に下記のように明記されています。

(健康診断及び美容整形手術のための費用)
73-4 いわゆる人間ドックその他の健康診断のための費用及び容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用は、医療費に該当しないことに留意する。ただし、健康診断により重大な疾病が発見され、かつ、当該診断に引き続きその疾病の治療をした場合には、当該健康診断のための費用も医療費に該当するものとする。

引用:国税庁|健康診断及び美容整形手術のための費用,2022年12月24日閲読

AGA治療は、上記の文章の中の「容姿を美化」すること、または「容ぼうを変える」ことに該当するでしょう。

前述した保険の適用の理由と同様に、医療費控除が適用される場合というのは、治療を受けずに放置すると命に関わるケースのみです。

AGAや薄毛は放っておいても健康を損なうことはないため、医療費控除も適用されません。

上記のことからも、AGA治療は健康保険を利用できないだけでなく、医療費控除も適用されないことを覚えておきましょう。

実はAGA治療が保険適用になるケースがある

実はAGA治療が保険適用になるケースがある

AGA治療では、保険が適用されることはほとんどないとご紹介しましたが、場合によっては保険が適用になるケースがあります。

AGA治療で保険が適用される可能性があるのは、下記のような治療の場合です。

AGA治療で保険適用になる可能性がある治療の例
  • 円形脱毛症
  • 抜毛症
  • 接触性皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎

上記のような症状は保険が適用される可能性がありますが、実際に医師の診療を受けてみなければ保険が適用されるかどうかはわかりません。

AGA治療で保険が適用されるケースは、AGAだと思って診療を受けたら頭皮の炎症を起こしていた場合などに多いようです。

また、AGA治療を行っている途中で、頭皮の炎症などのトラブルが発生した場合には、その炎症に対してのみ保険が適用されます。

いずれにしても、AGA治療自体に対して保険が適用されることがないことを覚えておきましょう。

AGA治療における保険適用の手続き

AGA治療における保険適用の手続き

AGA(男性型脱毛症)治療を受ける際に、保険適用の手続きは重要なステップです。この記事では、AGA治療を受けるための保険適用手続きについて詳しく解説します。

保険適用手続きは、以下のステップに分かれています。各手続きを理解し、スムーズに治療を進めるために押さえておきましょう。

医師の診断書の取得

治療を始める前に、AGA専門医による正確な診断書が必要です。治療を希望する患者は、まず医師の診断を受け、その結果を診断書として入手します。

保険会社への提出

AGA治療の診断書をもとに、所属する保険会社に必要書類を提出します。提出の際には、正確かつ完全な情報提供が求められるでしょう。

保険適用の承認

提出された診断書や関連書類を保険会社が審査し、条件が整えばAGA治療の保険適用が承認されます。この承認が得られると、治療が始まります。

AGA治療の費用の相場

AGA治療の費用の相場

ここでは、AGA治療における平均的な費用と相場をご紹介します。

AGA治療は診察料や検査料、AGA治療薬代などが必要になりますが、その金額の大半が治療薬代が占めています。

また、注入治療や植毛などのAGAの治療方法によっては、今回ご紹介する金額と別に費用を負担する必要があるでしょう。

診察料(初診費・再診料)

AGA治療を初めて受ける場合には、初診料が必要になります。

また、定期的に診察を受ける場合にも再診料が必要になることを覚えておきましょう。

AGA治療の一般的な診察料金は、無料〜3,000円が平均的な相場です。

AGAクリニックによっては、診察を無料で受けられるクリニックも存在するので、少しでも金額を抑えたい方におすすめです。

また、再診料の平均的な相場は1,000〜3,000円ほどが多いでしょう。

AGA治療代を少しでも安く抑えたい方は、初診料や再診料無料のAGAクリニックで診察することをおすすめします。

検査料

次に、検査料が必要になります。

AGA治療における検査とは、血液検査やマイクロスコープを利用して頭皮の状況を把握する検査のことを指します。

検査料の平均相場は、5,000〜10,000円です。

この検査を行うことで、現時点での頭皮の状況をしっかりと把握し、自分の頭皮の状況に合った治療を正しく選択できるでしょう。

また、今後AGAが発症する可能性があるかも見極めることができます。

AGA治療薬代

最後に、AGA治療薬代が必要になります。

AGA治療には、内服薬や外用薬を含めた下記のような種類が存在します。

AGA治療の種類
  • AGA治療薬(内服薬・外用薬)
  • 注入治療(メソセラピー)
  • 自毛植毛

AGA治療薬である内服薬や外用薬には、AGAの進行を予防する効果があるものと、発毛を促進させるものが存在します。

内服薬の場合、5,000〜15,000円が相場です。

また、内服薬と外用薬を併せて利用する場合、15,000〜30,000円が相場となるでしょう。

AGA治療で注入治療を行う場合、AGA治療薬よりも高額となり、1回の注入で20,000〜60,000円が相場となります。

注入治療とは、髪の毛の成長を促す薬を頭皮に直接注入することで、皮膚の中から発毛を促進させる治療法です。

注入治療は、3、4週間に1回の頻度で半年〜1年ほど治療を続ける必要があるため、AGA治療薬よりも高額になるでしょう。

自毛植毛での治療の場合はさらに高額となり、300,000〜2,000,000円ほどの治療費が必要となります。

自毛植毛とは、自分の髪の毛の他の部分から、薄毛の部分に移植するという治療法です。

自毛植毛の費用は、移植する毛の範囲の広さによって変動があります。

薄毛の一部だけを移植するだけであれば300,000円程度ですが、薄毛が広範囲に広がっている場合はより高額になるでしょう。

AGAの治療費用を安く抑えるためのポイント

AGAの治療費用を安く抑えるためのポイント

AGA治療の金額を抑えるためには、薄毛に気付いたらすぐに治療を始めることや、ジェネリック医薬品を選択するなどの方法があります。

ここでは、AGAの治療費用を安く抑えるためのポイントをご紹介します。

薄毛に気づいたらすぐに治療を始める

薄毛に気づいたらすぐに治療を開始することは、AGAの治療費用を安く抑えるためのポイントです。

その理由は、AGAや薄毛は進行すればするほど、治療に必要な時間がたくさん必要になるからです。

また、AGAや薄毛の進行が深刻だった場合、いくつかの治療法を並行して行う必要も出てくるでしょう。

薄毛やAGAのサインに少しでも早く気づいて治療を始めることで、治療の時間を最小限に抑え、簡単な治療で安く済ませられます。

薄毛やAGAかもしれないと判断するためには、下記のポイントに当てはまるかを確認しましょう。

薄毛やAGAと判断するポイント
  • 髪が薄くなり頭皮が見える
  • 抜け毛が細く弱々しい
  • 抜け毛にハリがなく、毛根が尖っている
  • 朝起きると枕にたくさんの抜け毛がある
  • シャンプーの際に多くの抜け毛が指に絡まる

上記のポイントに1つでも当てはまる人は、薄毛やAGAが進行している可能性があるため、すぐに治療を開始しましょう。

ジェネリック医薬品を利用する

ジェネリック医薬品を利用することも、AGAの治療費用を安くするためのポイントです。

ジェネリック医薬品とは後発医薬品のことを指し、先発医薬品と同様の効果があるにも関わらず安価で手に入ります。

後発医薬品が安価になる理由は、先発医薬品の開発には多くの時間と費用が必要ですが、後発医薬品は費用を抑えて開発することができるからです。

AGAの治療で選択できるジェネリック医薬品には、下記のようなものがあります。

一般名 先発医薬品 後発医薬品(ジェネリック医薬品)
フィナステリド プロペシア ファイザー、サワイ、武田テパ
デュタステリド ザガーロ トーワ、サワイ、MYL
ミノキシジル ミノキシジル メディカルミノキ5、リグロEX5、FCI

ジェネリック医薬品は、皮膚科では取り扱いがない可能性もあるため、ジェネリックを希望する際にはAGAクリニックを選択しましょう。

また、ジェネリック医薬品には国内生産のものと海外生産のものが存在します。

海外で生産されたジェネリック医薬品が不安な人は、カウンセリングの際に医師に相談することをおすすめします。

診察料やカウンセリング料無料のAGAクリニックを選択する

診察料やカウンセリング料が無料のAGAクリニックを選択することも、AGAの治療費用を安くするポイントです。

AGAクリニックは全国にたくさん存在しますが、その中には診察料やカウンセリングを無料で行っているクリニックもあります。

診察料が無料であれば初めての方でも気軽に相談できますし、自分の頭皮の状況を正しく知ることができるでしょう。

AGAクリニックによっては、血液検査料も無料で行っているクリニックもあるので、探してみてくださいね。

診察料やカウンセリング料の金額は、AGAクリニックの公式サイトに載っているので、気になる方は公式サイトを確認しましょう。

オンライン診療可能なAGAクリニックを選択する

オンライン診療可能なAGAクリニックを選択することも、AGA治療の費用を安く抑えるために重要です。

オンライン診療とは、診察から治療までの全ての工程を、自宅にいながら行うことができるAGA治療方法です。

オンライン診療には、下記のようなメリットがあります。

オンライン診療のメリット
  • オンライン診療のメリット
  • 他人にAGA治療がバレない
  • クリニックまでの交通費や通う手間がなくなる
  • 通常の治療と同様の効果が得られる

オンライン診療であれば、直接AGAクリニックに通う必要がないので、他人にAGA治療していることがバレることがありません。

また、全ての工程がオンラインで完結できるので、家の近くにAGAクリニックがない人でも全国どこでも治療できます。

AGAクリニックまでの交通費や通う手間などもなくなるので、初めての方でも始めやすいでしょう。

初めてオンライン診療を知った人は「オンラインでAGA治療の効果は出るの?」と気になる方も多いですよね。

AGA治療におけるオンライン診療は、厚生労働省が定めている指針や研修をクリアした上で行われています。

引用:厚生労働省|オンライン診療に関するホームページ,2022年12月24日閲読

そのためオンライン診療でも、通常の診療と同様の効果が得られるので、安心してAGA治療を行うことができるでしょう。

オンライン診療できるおすすめのAGAクリニック3選

オンライン診療できるおすすめのAGAクリニック3選

ここでは、オンライン診療できるおすすめのAGAクリニック3つを、表を使ってご紹介します。

オンライン診療可能なおすすめのAGAクリニックは、下記の通りです。

クリニック名 おすすめポイント プラン 配送料 治療薬の種類 返金保証
AGAオンクリ 全てのプランが初月無料!
公式サイトはこちら
  • 予防プラン 初月0円 2ヶ月目以降4,000円〜5,000円
  • AGA初期プラン 初月0円 2ヶ月目以降6,500円〜7,500円
  • 発毛プラン 初月0円 2ヶ月目以降10,700円〜12,700円
要問い合わせ
  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル
全額返金保証あり※1
DMMオンラインクリニック AGA治療薬の配送が早い!
公式サイトはこちら
  • 予防プラン 3,454円/月〜
  • 発毛ライトプラン 7,727円/月〜
  • 発毛ベーシックプラン 14,356円/月〜
550円
  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル
要問い合わせ
クリニックフォア 定期注文で初月無料で治療可能!
公式サイトはこちら
  • 予防プラン 4,015円/月〜
  • 発毛ライトプラン 10,780円/月〜
  • 発毛基本プラン 16,280円/月〜
550円
  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル
全額返金保証あり

※料金は税込みの金額です。
※1 適用には条件があります。

各クリニックの特徴やプランを確認して、自分に合ったAGAクリニックを選択しましょう。

また、他のAGAクリニックについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

参照:おすすめAGAクリニック12選!口コミや費用、女性の薄毛専門クリニックも!

自分の頭皮の状況に合った、適切な治療を行えるAGAクリニックが見つかるでしょう。

AGA・薄毛治療の費用に関するよくある質問

AGA・薄毛治療の費用に関するよくある質問

最後に、AGA・薄毛治療の費用に関するよくある質問をまとめました。

この章を見ることで、誰もが感じるAGAに関する疑問を、事前に抑えておくことができるでしょう。

皮膚科で薄毛治療をすれば保険が適用される?

皮膚科で薄毛治療をした場合でも、保険が適用されることはありません。

皮膚科であってもAGAクリニックであっても、薄毛やAGA治療は自由診療となり、保険が適用されないことを覚えておきましょう。

前述したように、AGAではなく頭皮が炎症していた場合や、AGA治療中に炎症を起こした場合には、保険が適用される可能性もあります。

育毛剤や発毛剤も保険適用外になる?

育毛剤や発毛剤も、AGA治療と同様に保険適用外となります。

育毛剤は「化粧品」か「医薬部外品」となり、使用の際に保険が適用されることはありません。

また、発毛剤は「第一類医薬品」となり、育毛剤と分類は異なりますが保険が適用されることはありません。

AGA治療を途中でやめたらどうなる?

AGA治療を途中でやめた場合、薄毛が再発してしまいます。

前述したように、AGAは進行性の病気なので、AGA治療を継続して行うことでAGAの進行を抑えることができます。

そのAGA治療を途中でやめてしまった場合、AGAの進行を抑えられなくなるため薄毛が再発してしまうでしょう。

これまでのAGA治療費や治療にかけた時間も無駄になってしまうので、AGA治療はできるだけ長く継続することをおすすめします。

万が一、途中でAGA治療をやめたい場合は、AGAクリニックに適切なやめるタイミングを相談しましょう。

薄毛に気づいたらすぐにオンライン診療できるクリニックにいこう!

薄毛に気づいたらすぐにオンライン診療できるクリニックにいこう!

この記事では、AGA治療に保険が適用されるケースも含めて、AGA治療の費用を安くする方法をご紹介しました。

AGA治療で保険適用されるケースはほとんどなく、炎症などが起きた場合にだけ保険が適用となります。

また、AGA治療を保険適用以外の方法で安く済ませたい場合は、下記のポイントを抑えて治療を行いましょう。

上記のポイントを抑えた上でAGA治療を行うことで、AGA治療費を安く抑えることができるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。