AGAは急激に進行しない！薄毛対策や隠れた病気について解説

「気付いたら髪の毛が薄くなっている！」「最近AGAが急激に進行した気がするけど大丈夫かな？」と不安になっていませんか？

AGAは思春期以降の男性の誰もが発症する可能性がある進行性の脱毛症状です。

特定部位の毛髪が徐々に細く弱々しくなり、繰り返し脱毛していくことが特徴で、ゆっくり進行するのが基本です。

しかし生活習慣の乱れなどの要因で、AGAが急激に進行する場合もあります。

そこで本記事ではAGAが急激に進行する原因や、進行パターンについて解説します。

急激な抜け毛の対策について、効果的な方法や相談に乗ってくれるおすすめのAGAクリニックもご紹介しています。

急激な薄毛に危機感を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

AGAは急激に進行しない

AGAの進行は個人差があるもののゆっくりと進行していくため、円形脱毛症に代表される病的な脱毛のように急激な脱毛はおこりません。

AGAの脱毛メカニズムは男性ホルモンの影響によるヘアサイクルの短期化が原因です。

AGA毛髪中に含まれるDHT（ジヒドロテストステロン）の量が増えます。

DHTが毛髪に取り込まれるとTGF-βが発生し、毛乳頭や毛母細胞の活動を抑制して成長期の毛髪を退行期に移行させます。

多量のDHTによって強制的に成長期を短縮された毛髪が増えるため、抜け毛の増加や薄毛が増えるのがAGAの原因です。

AGAはヘアサイクルの乱れによる毛髪の短命化が原因なので、急激に進行することはほとんどありません。

AGAが急激に進行したと感じる原因

AGAはゆっくり進行する脱毛症状ですが、ほかの要因が合わさることによって急激に薄毛になることもあります。

また徐々に進行するため忙しく余裕のないときはあまり気にならず、ふとした瞬間に薄毛に気がつき、思っていた以上にAGAが進行していて焦る人も多いです。

• ほかの脱毛症との併発
• ストレスなどAGA以外の要因
• 勘違い

ほかの脱毛症との併発

急激な脱毛の原因がAGA以外にある場合や、AGAとほかの脱毛症を併発している場合は、急激な抜け毛や薄毛が起こります。

ひこう性脱毛症の「ひこう（粃糠）」はフケのことです。

細菌感染や頭皮の過剰な乾燥などで毛穴につまったフケが原因で毛根が炎症を起こして毛が抜けていきます。

抜け毛の増加と同時に服の肩口にフケが散っているのが分かるほどフケがでることや出たり、頭皮にかゆみがある場合はひこう性脱毛症を疑います。

脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌で頭皮環境が悪化して起こる脱毛症状です。

脱毛以外に頭皮のベタつきや湿疹をともなう場合があります。

円形脱毛症はストレスなどで免疫異常が起こり、毛髪がまだらに抜けてしまう病気です。

甲状腺疾患による脱毛症は甲状腺ホルモンの分泌が過剰になるか減少することで、毛髪の成長サイクルが狂ってしまうことで起こります。

抜け毛や薄毛が急激に進行した場合は、AGA以外の抜け毛を併発している可能性があるため、皮膚科やAGAクリニックで原因を特定してもらう必要があります。

ストレスなどAGA以外の要因

AGAはストレスや生活習慣の乱れによって早く進行することが知られています。

人間関係や仕事のプレッシャーなど日々の生活で強いストレスを感じると、自律神経やホルモンバランスが崩れます。

すると皮脂の分泌が増えたり頭皮が固くなって毛細血管が収縮したりして頭皮の状態が悪くなります。

頭皮環境が悪化したことで、AGAで成長サイクルが乱れていた毛髪はさらに抜けやすくなり、AGAが急激に進行したように感じられるのです。

食生活の乱れや食事制限ダイエットによる栄養不足もAGAの大敵です。

毛髪に必要な栄養素はたんぱく質、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛の4種類で、これらの栄養が不足すると毛髪の成長が妨げられます。

AGA自体は徐々に進んでいるのですが、生活習慣の乱れやストレス、ヘアケアのやり方が悪いといった要因で薄毛が急激に進行してしまうことがあります。

勘違い（ある日突然薄毛に気付いただけ）

忙しかったり余裕のない生活を送っていたりして初期症状を見逃していたために、突然AGAの症状が進行したかのように感じただけということもあり得ます。

AGAの初期は抜け毛や毛髪の変化もごくわずかで注意していないとわかりにくく、ゆっくりと症状が進んでいくため変化に気付きにくいです。

ある程度進行してから気がつくと「あれ？今まで何も問題なかったのに、こんなに薄くなっている…」と急に抜け毛が進行したように感じます。

これはAGAが急に進行したわけではなく、症状のわかりにくい初期の頃はAGAに気付かなかっただけです。

ある程度進行して地肌が目立つようになってからAGAに気付いた場合は、早めに対処しないと手遅れになる恐れがあります。

AGAの進行速度は？

AGAの進行速度は基本的にゆっくりで、どのくらいでこれくらいの薄毛になるという指標はありません。

進行スピードは個人の生活習慣や年齢に依存するとされます。

• 進行速度は個人差あり
• 若いと進行が早い

AGAの進行速度には個人差あり

AGAの進行速度は個人差があり、加齢による薄毛が少し早まっている程度の方から、1〜2年で薄毛の部位がはっきり目立つ方までいます。

AGAの発症は遺伝的な要素が強いとされます。

5αリダクターゼが多い体質や、毛髪の男性ホルモンレセプターの量が多い方は、AGAを発症しやすく進行スピードも早い傾向があるといわれます。

また喫煙の習慣はAGAの原因であるジヒドロテストステロン（DTH）の体内の濃度を高めるため、AGAの進行が早くなりやすいです。

AGAの発症に気がつくためには、朝のスタイリング時や入浴時に、生え際の様子や頭髪のボリュームを定期的によく観察することが大切です。

AGAの進行速度は早くても発症から1〜2年で薄毛が目立つようになる程度で、初期は進行速度も緩やかです。

突然大量の毛が抜け落ちたり、1〜3ヶ月で頭皮が見えるほど髪がなくなることはありません。

短期間に大量の毛が抜けたりした場合はAGAではなく、その他の疾患が心配されるため皮膚科の受診をおすすめします。

若い人のAGAは進行速度が早い傾向

どの年齢から薄毛を自覚してもAGAの進行速度に大きな違いはありません。

しかし10代や20代で薄毛が気になりだした方のほうが進行スピードが早い傾向にあるとされます。

これは若いほうが男性ホルモンの分泌が盛んなためと推測されますが、詳しいことはまだわかっていません。

AGAは男性ホルモンの分泌が活発になる10代後半から徐々に薄毛を自覚する方が増えます。

30歳前後で薄毛を自覚する方が多くなり、40〜50代では多くの方が薄毛を感じています。

薄毛が自覚された時点で抜け毛はかなり進行しているので、若い方ほど早めに対処することをおすすめします。

AGA進行速度に影響を与える遺伝的要因

AGAは多くの男性にとって深刻な悩みの一つです。進行速度には個人差がありますが、遺伝が大きく関与していることが知られています。ここでは、AGAの進行における遺伝的要因の影響について深く掘り下げていきます。

遺伝子とAGA進行速度の関係

AGAの発症や進行速度には、特定の遺伝子が関連していることが科学的研究により明らかにされています。最もよく知られているのは、男性ホルモン受容体（AR）遺伝子です。

この遺伝子の変異がAGAのリスクを高め、さらに進行速度にも影響を与えることが示されています。

家族歴が示す遺伝的傾向

AGAの歴史が家族内にある場合、その進行速度が早まる可能性があります。父親や祖父、兄弟にAGAの症状がある場合、自身も同様のパターンをたどる可能性が高いでしょう。

これは、遺伝的要因がAGAの進行において重要な役割を果たしていることを示唆しています。

遺伝的要因への対処方法

遺伝的にAGAの進行速度が早いと判明した場合、早期の対処が重要です。医師と相談し、適切な治療法を選択しましょう。現在、AGAの治療にはさまざまなオプションがありますが、個人の遺伝的背景に応じて最適な治療法を選択することが重要です。

AGAの進行パターン

AGAの進行は抜け毛や薄毛が起こる部位によって特徴があります。

どの部位で薄毛が進行しても、AGAの原因や進行速度に大きな差はありません。

• M字型
• O字型
• U字型

【M字型】生え際の後退速度

左右のこめかみの上あたりの生え際、剃り込み部分から薄くなるタイプがM字型です。

M字型はほかのタイプに比べて進行が遅いといわれ、鏡で見たときにわかりやすいために早く気付きやすいことも特徴です。

AGAの原因であるジヒドロテストステロン（DHT）を作り出す5αリダクターゼが前頭部に多いことから、AGAで多く見られるタイプになります。

このような場合はM字型のAGAの可能性が高いため、早めに対策が必要です。

クリニックでM字型と診断される基準は、頭頂部と耳を結んだ線の前方2cmより剃り込みが深くなっていることです。

進行が遅いとはいえ、AGAはなんの対策もしないとどんどん生え際が後退していくため、早めに対策をしましょう。

【O字型】頭頂部の薄毛の進行速度

つむじの周りから薄くなり始めるO字型のAGAは、日本人男性に多く見られるタイプのAGAです。

頭頂部やつむじは5αリダクターゼの分布も多く、AGAになれば進行も早い部位となります。

また頭頂部は血管の数が少なく、髪が栄養不足になりやすいため、髪が細くなりやすいのが特徴です。

鏡では見えにくく自分で確認できないため進行を見逃しがちで、家族や友人に指摘されて初めて気がつく方もいます。

シャンプーのときに抜ける毛の量が増えたと感じたり、枕や布団に落ちている毛の量が増えたらつむじの周囲の毛髪ボリュームを確認しましょう。

AGAの進行に気付きにくく薄毛が進行してから対策するケースが多くなるため、じっくりと腰を据えて治療することが必要です。

【U字型】前頭部の薄毛が広がる速度

前頭部全体が後退して、生え際がU字のように見えるタイプです。

O字型を併発していることが多く、3つのタイプの中で最も進行が早いといわれています。

前頭部全体が薄くなり鏡で見たときにわかりやすいため、普段から気をつけて見ていれば進行に気がつくでしょう。

U字型は進行すると側頭部と後頭部しか髪が残らないためハゲの印象が強くなり、容姿のコンプレックスが増大します。

脱毛する範囲も広くなるため深刻度も高く、AGAクリニックの受診など本格的な対策が必要なタイプです。

AGAの進行速度を遅らせる方法｜日常編

日常生活に気をつけて適切なヘアケアを行うことで、AGAの進行速度を遅くすることが可能です。

AGAの急激な進行を防ぐために日常でできることは、ストレスケアが最も効果的です。

マインドフルネスや楽しみを見つけるなど、自分にあったストレス解消法を実行しましょう。

またAGAの進行速度を遅らせるためには、健康的な生活習慣を身につけることが大切です。

栄養バランスの良い食事をし十分な睡眠を取るほか、適度な運動で血流を良くしましょう。

頭皮の血流と栄養状態が良くなれば頭皮環境が改善し、髪が成長しやすくなります。

ヘアケアにも気を使うことで、頭皮環境はより良くなります。

スカルプシャンプーや育毛剤を活用して頭皮環境を整えることで、AGAの急激な進行を抑えることが可能です。

日常の薄毛対策については下記の記事で詳しく解説しているので、AGA対策を考えている方はぜひ参考にしてください。

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AGAの進行速度を遅らせる方法｜AGAクリニック

AGAは早めに対処すれば、AGAの進行を止める薬だけで改善が見込まれます。

「髪の毛が細くなってきた気がする」「抜け毛が増えてきたかも」という初期症状が見られた段階で治療を開始することをおすすめします。

AGAの進行を遅らせることがせることができる、おすすめのAGAクリニック3つを紹介します。

• AGAヘアクリニック
• フィットクリニック
• DMMオンラインクリニック

AGAヘアクリニック

出典：AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニックは、初診からオンライン診療が可能なAGA専門クリニックです。

専用アプリをダウンロードすれば、スマホ1台でどこでもAGA治療がスタートできます。

診療実績も豊富で、多くの治療症例があります。

症例

出典：AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニックの発毛プランは内服薬と外用薬の組み合わせで、薬代が決まっているため料金が明確です。

高額プランを提示されることもなく、安く予算通りの治療ができて、効果が実感できると評判です。

出典：AGAヘアクリニック

フィットクリニック

出典：フィットクリニック

フィットクリニックはEDやAGAの治療を行っている男性医療クリニックです。

初診からオンライン診療ができて、オリジナル治療薬が処方されます。

通院治療もでき、クリニックは男女別の入り口になっているので、AGA治療に通っているところを異性に見られたくない方も安心です

フィットクリニックは、スタッフや医師の対応が丁寧で親切だと好評です。

予約から診察までもスムーズでオンライン診療も簡単にでき、薬が即日処方されるのなど利便性がいいとの声が多いです。

ただし予約が立て込んでいる日は診療が予約時間より30分程度前後するので、時間に余裕を持っておかないと診察が受けられないという意見がありました。

出典：フィットクリニック

DMMオンラインクリニック

出典：DMMオンラインクリニック

DMMクリニックはオンライン診療に特化したクリニックです。

一般診療から自由診療まで幅広く行っており、スマホがあればいつでも簡単に予約できて当日診療も可能です。

AGA治療は4つのプランで専門クリニックと同等の治療が受けられます。

口コミではオンライン診療の手軽さや便利さを評価する声が多かったです。

薬の処方も最短で翌日に受け取れるというスピード感と、明快な処方料金が高評価を得ています。

出典：DMMオンラインクリニック

今回ご紹介したクリニック以外にも、信頼の置けるAGAクリニックが多数あります。

下記の記事ではおすすめのAGAクリニックや、自分にあったクリニック選びのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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2024.03.20

AGAの急激な進行はない！気になるなら早めの対策をしよう

AGAは男性ホルモンによって起こる進行性の脱毛症状で、ゆっくり進行するのが特徴です。

薄毛や抜け毛がおおきく目立たない早い段階で適切に対処することで、容姿の変化によるストレスや、治療費用の増大を防げます。

もし今までふさふさだった頭髪が1〜3ヶ月でスカスカになるほど脱毛しているなら、AGA以外の脱毛が疑われます。

この場合は皮膚科を受診して、隠れた病気がないか詳しく検査しましょう。