当サイトの調べでは、日ごろストレスを感じている人は約65%で2人に1人以上とわかりました。Yahoo!知恵袋ではストレスの影響で髪の毛が抜け、また生えてくるのか気になっている人も多数いるようです。
ストレスによる抜け毛はストレス性脱毛症とも呼ばれ、原因は自律神経やホルモンバランスの乱れです。
髪全体が薄くなったり、一部分だけ髪の毛が抜け落ちたりと特徴的な症状がないため、気づかない場合もあります。そこで、本記事ではストレスによる抜け毛を詳しく解説します。
男性・女性どちらでも発症するため、適切な対処をおこなえば1年程度の期間で毛量の回復が期待できます。
記事内ではすぐにできる対策法を紹介しているため、最後まで記事を読み自分でできる対処法から実践しましょう。
- 抜け毛の量や毛根の形でストレスによる脱毛か判断
- ストレスコントロールだけじゃない対策法5選
- 対策方法を試しても治る見込みがない場合はクリニックへ相談
目次
【結論】ストレスは薄毛や脱毛を引き起こしストレス性脱毛症の原因となる
ストレスで薄毛になるのは気のせいではありません。
多くの薄毛や脱毛にストレスや生活習慣が関わっていて、AGA治療ではストレスケアも重要な治療とされています。
- ストレスで頭皮の血行が悪くなる
- 睡眠不足や新陳代謝の悪化
- 頭皮が油っぽくなる
ストレスによって頭皮環境が悪くなることが、薄毛や抜け毛が増える原因です。
またストレスを解消しようと、喫煙や暴飲暴食など生活習慣が乱れることも毛髪に悪影響を与えます。
ストレスは、近年のAGAやFPLH(女性の薄毛)の増加や発症年齢の若年化の原因の1つとも考えられています。
ストレスは抜け毛や薄毛だけでなく心身の健康に大きく影響するため、きちんと発散することが大切です。
ストレスによる抜け毛の仕組み
過度なストレスが体の不調を引き起こすことで、薄毛や抜け毛が起こります。
自律神経が乱れ頭皮環境が悪化する
ストレスによる自律神経の乱れは、頭皮環境を悪化させ薄毛や抜け毛の原因になります。
体の活動のリズムを作る神経活動のこと。日中の活動や緊張を司る交感神経と、夜の眠りやリラックス状態を作る副交感神経がある。2つの神経がバランスよく働くことで、健康な活動が可能になる。
強いストレスが継続してかかっていると交感神経が働き続けることになります。
- 血管の収縮が続き、血行が悪くなる
- 睡眠不足が起こる
血管の収縮で頭皮に栄養が届かなくなり、毛髪の材料が減ってしまいます。
さらに睡眠不足によって髪を作るための成長ホルモンの分泌が減り、髪の成長がストップしてしまいます。
こうして頭皮環境が悪化していき、抜け毛や薄毛が起こります。
ホルモンバランスが乱れ男性ホルモンが増加する
ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こします。
人間の体は、女性ホルモンと男性ホルモンの両方が分泌されています。
- 女性ホルモン(エストロゲン)は減少
- 男性ホルモン(テストステロン)は増加
女性ホルモンは毛髪の成長を促し、ハリやコシを保つ働きをする重要なホルモンです。
男性であっても少量ながら女性ホルモンが分泌されており、ストレスを受けて量が減ってしまうと毛髪の成長が妨げられます。
男性ホルモンの1種であるテストステロンは、毛髪の成長の休止に関わるホルモンです。
テストステロンの分泌が増えてしまうと、成長を止めた髪が増えて抜け毛が多くなります。
ホルモンバランスは脳の視床下部でコントロールされていて、ストレスを受けるとバランスは容易に崩れるため注意が必要です。
ストレスに対応するため亜鉛を大量消費し髪の毛の成長が止まる
ストレスに対応するために、大量に体内の亜鉛が消費されると薄毛や抜け毛の原因になります。
亜鉛は体内では鉄の次に多いミネラルで、体に貯めることができないため、毎日摂取する必要があります。
- 髪の毛の主成分のケラチンを合成
- 5αリダクターゼの抑制
亜鉛が不足することで、髪の毛を作り出すことができなくなることが薄毛の原因です。
また亜鉛は脱毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を男性ホルモンから作り出す5αリダクターゼという酵素の働きを抑制します。
ストレスがかかり亜鉛が大量に消費され亜鉛が欠乏していると、5αリダクターゼが良く働きDHTの生成量が増えます。
すると成長を止めた毛髪が増えるため、抜け毛が増加するのです。
とくに40代以降の男性は亜鉛欠乏症になりやすいので、注意が必要です。
自己免疫疾患のリスクが増大する
強いストレスにさらされ続けることによって免疫のバランスが崩れ、自分の毛根に対して免疫が攻撃してしてしまうことで、抜け毛が生じます。
有名なものは円形脱毛症で、自己免疫疾患による抜け毛は一気に大量の毛が抜けるため異常に気付きやすいです。
まだストレスと自己免疫疾患の因果関係は解明されていません。
しかしストレスによって自己免疫疾患のリスクが増大するという意見もあり、自己免疫疾患による抜け毛にはストレスが関係していることも否定できません。
【特徴】ストレスによる脱毛だと判断する方法は?
人の毛髪は健康な状態でも毎日抜けていくため、毛が抜けるだけではストレス脱毛を判断しづらいものです。
正常な毛髪サイクルによる抜け毛か、ストレスによる脱毛かを判断する基準を解説します。
これらの基準はあくまで参考ですので、正確な判断をしたい場合はクリニックの無料カウンセリングを受けましょう。
抜け毛が1日100本以上あり「ごっそり抜けている」と感じる
健康な人の抜け毛は平均1日あたり50〜80本です。
季節の変わり目になると多少増えるのですが、季節に関係なく毎日100本以上抜け毛がある場合は、ストレスに取る抜け毛を疑ったほうがいいでしょう。
とはいえ抜け毛の本数を数えるのは無理がありますよね。
抜け毛が多く見られるタイミングを知り、そのときに「なんかごっそり抜けている」感覚があったら要注意です。
- 洗髪時やドライヤーをかけているとき
- ブラッシング
- 枕についている毛髪の量
家族がいるなら、家族と抜け毛の量を比べてみるのもわかりやすい方法です。
明らかに家族より自分の抜け毛が多かったら、ストレスによる抜け毛を疑います。
毛根が小さく尖っていたり形がいびつだったりする
抜けた毛の毛根の形状にも注目しましょう。
ストレスがかかって抜けている場合やAGAによって抜けている場合は、毛根が萎縮していることがあります。
抜け毛の毛根部分をよく観察しましょう。
- 毛根の膨らみがないまたは小さい
- 毛根がゆがんでいる
- 毛根が尖っている
以上に該当する毛根が多く見られるときは、髪が完全に成長する前に抜けてしまったサインです。
通常、髪は毛根側が太くしっかりしていて毛先の方はやや細くなります。
毛根には毛根鞘という白いゼリー状の膨らみがついていて、膨らみがはっきりとわかります。
ストレスなどで弱った毛根は小さくなっているため、この膨らみがわかりません。
見た目でわかりにくい場合は、髪の末端を指で挟むとわかります。
健康な髪は毛根の膨らみが指の腹に触れますが、毛根が痩せていると膨らみがわからないことがあります。
抜け毛が細くて短くコシがない場合は成長が止まっている
抜けている毛のほとんどが太くて長さも十分な場合は、正常な抜け毛ですので心配はいりません。
一方で細い毛が多いと感じたときは髪をよく観察してみましょう。
- 産毛のような柔らかく短い毛が多い
- 髪が細くコシがない
抜けた毛の中に明らかに細くて弱々しい毛が混じっている場合は、毛髪が十分に育つ前に抜けている可能性があります。
産毛のような柔らかい髪が混じっているのも危険信号です。
本来であればこれから成長していくはずの髪が、ストレスにより成長を止めて抜け落ちている可能性があります。
ストレスが関係する脱毛症状は4つ
ストレスによる薄毛や抜け毛はおもに4種類あり、どれに当てはまっているかで治療法が異なります。
- 休止期脱毛|強烈なストレスを受けて2~3か月後に発症
- 円形脱毛症|精神的なストレスが原因の1つ
- AGA(男性型脱毛症)|ストレスがAGAを助長し悪化させる
- FPLH(女性型脱毛症)|女性ホルモンの減少と睡眠不足が原因
休止期脱毛|強烈なストレスを受けて2~3か月後に発症
休止期脱毛は、成長期の毛髪が通常のサイクルよりも早く休止期に移行してしまうために起こる脱毛症状です。
- 硬い長い毛が抜ける
- 頭部全体から抜ける
休止期脱毛はAGAや女性のびまん性脱毛と違い、毛髪の軟毛化(細く短い毛になること)が起こりません。
そのため抜けた毛を観察することで区別がつきます。
休止期脱毛は強いストレスや体の消耗によって起こることが知られていて、原因もさまざまです。
- 熱性疾患への罹患
- 大きな手術
- 出産
- 過激なダイエット
- 極度の精神的ストレス
原因となるストレスを経験してから2〜3ヶ月後に、異常な抜け毛が現れてくることがほとんどです。
したがって抜け毛が増え始めた時期の2〜3ヶ月前に大きなストレスはなかったか、高熱を出して寝込んだことはなかったかなどを確認します。
一時的なストレスであり心身が健康な場合は、3〜6ヶ月ほど脱毛が続いた後で緩やかに毛髪量が回復します。
まれに原因を取り除いて1年以上経過しても元に戻らない場合がありますが、原因ははっきりしていません。
円形脱毛症|精神的なストレスが原因の1つ
円形脱毛症は髪の毛を作る毛包と呼ばれる組織に炎症がおきて、毛包を自分の免疫が攻撃してしまうことで毛が抜けてしまう病気です。
頭部の1箇所に円形に毛が抜けた部分ができたり、頭部に多発したり、頭部以外の体毛が抜けることがあります。
- 免疫異常(自己免疫疾患)
- 精神的ストレス
- 遺伝的要因
- 出産後の女性ホルモンの急激な変化
円形脱毛症は、1度だけ発病することもあれば、何度も発病することもあります。
はっきりとした原因はわかっていませんが、自己免疫疾患の1種とする説が有力です。
また親子や近親者などが発症することもあり、円形脱毛症を発生しやすい体質が遺伝する可能性も示唆されています。
ストレスによって引き起こされる円形脱毛症は、ストレスにより交感神経が異常をきたした結果、脱毛が起こるとされています。
AGA(男性型脱毛症)|ストレスがAGAを助長し悪化させる
ストレスはAGAの直接の原因ではありませんが、AGAを悪化させる要因になると言われています。
- ホルモンバランスが乱れる
- 血管が収縮し栄養が届かない
- 飲酒や喫煙が増える
男性の場合、ホルモンバランスが乱れると皮脂の分泌量が増え、頭皮がベタつくなど毛髪環境が悪化します。
その結果抜け毛が増えたり、髪が育ちにくくなったりします。
ストレスによるイライラを抑えるために、飲酒や喫煙が増えることもAGAにマイナスの影響を与えます。
とくに喫煙はAGAの原因となるジヒドロテストステロンの量を増加させるので、好ましくありません。
AGAは適切な治療を受けることも大事ですが、ストレスをためないことも抜け毛や薄毛の予防に効果的です。
AGAについては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
FPLH(女性型脱毛症)|女性ホルモンの減少と睡眠不足が原因
FPLHは頭部全体の髪が細くなるびまん性脱毛が多いです。
FPLHはストレスだけが原因で脱毛や薄毛になるわけではありませんが、ストレスも大きな要因の1つと言われています。
- 女性ホルモン(エストロゲン)の量が減る
- ストレスで睡眠不足になる
- 暴飲暴食の原因になる
女性の場合はストレスによってエストロゲンが減少し、相対的に男性ホルモンが増えたことで薄毛になることがあります。
またストレスによる睡眠不足や暴飲暴食になった結果、毛髪の成長サイクルが乱れてしまい脱毛が増えます。
女性の薄毛については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
Yahoo!知恵袋にも悩み多数!ストレス禿げはどのくらいで治る?
ストレスにより禿げた髪の毛はまた生えてくるのかどうかは、Yahoo!知恵袋にも多数悩みが寄せられているほど、気になっている人が多いようです。
ストレスによって抜けてしまった毛や、薄くなった頭髪はどれくらいで元に戻るのでしょうか?
ここではストレス脱毛の回復について解説します。
ストレスがなくなれば治るかもしれないが他にも原因がある場合も
ストレスが原因の薄毛や抜け毛は、ストレスが軽減されて健康状態が回復すれば治る可能性もあります。
ただしストレスは抜け毛や薄毛の原因の1つにすぎず、ストレスがなくなれば必ず元通りになるとは限りません。
- ほぼ元通りになる
- 抜け毛はなくなったが新しく生えてこない
- ストレスが無くなっても薄毛が進行する
ストレスが主な薄毛の原因だった場合、ストレスがなくなればまた生えてくる可能性は十分にあります。
生活習慣を整えてストレスが再びかからないように気をつけていれば、とくに治療をしなくても自然に回復します。
ストレスがなくなったことで抜け毛は止まったものの、抜けてしまった部分の毛髪が回復しないときは問題です。
この場合は発毛効果があるミノキシジルなどを使って、毛髪の回復を目指すことができます。
ストレスによってAGAが悪化した場合は、ストレスを発散して生活習慣を正しても薄毛の進行が止まらないことがあります。
この場合は自然に薄毛の進行が止まることはないため、AGA治療を行います。
ストレスによる抜け毛が回復する期間は6ヵ月~1年程度
ストレスによって大量の抜け毛がおきた後、元通りに回復するまでの時間は、6ヶ月〜1年程度かかります。
これほど時間がかかるのは、毛髪サイクルの特徴によるものです。
ストレスによる抜け毛は、まず毛髪サイクルの短縮が起こり、短いサイクルで毛が抜けていくのを繰り返すことで薄毛になります。
- ストレスが無くなり毛髪サイクルが正常化する
- 異常を起こしていた毛が抜けて新しい毛が生えてくる
- 新しい毛が成長する
ストレスの原因を取り除き食事や睡眠に気をつけて生活をすることで、徐々に毛髪サイクルが正常化します。
そこから新しい毛が生えて、一定以上の長さに成長するまでに3ヶ月から半年かかります。
またストレスケアや生活習慣の改善をはじめたからといって、すぐに毛髪が回復することはありません。
あせりやいらだちは新たなストレスとなって毛髪に悪影響を及ぼすので、気長に回復を待ちましょう。
なかなか回復しないときや、ストレスケアをしても薄毛が進行する場合は、専門のクリニックを受診しましょう。
オンラインで無料カウンセリングを行っているクリニックもあり、自宅にいながら気軽に相談できます。
下記の記事ではオンライン診療ができるおすすめのAGAクリニックを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【自分でできる】ストレスによる薄毛の対策法5つ
ストレスによる薄毛の改善は、生活習慣を変えることで対策できます。
ここでは効果的な5つの対策をご紹介します。
- 感じるストレスを適度に発散しコントロールする
- 寝る1時間前のスマホ操作をやめ良質な睡眠をとる
- ウォーキングや水泳などの有酸素運動をする
- 「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」を含む食生活にする
- 低刺激や無添加のシャンプーを購入し頭皮に優しい洗髪をする
感じるストレスを適度に発散しコントロールする
薄毛の原因となっている過度なストレスから心身を守り、ストレスを上手に逃していくことがもっとも重要な対策です。
人がストレスを感じるときは、ストレス自体の大きさと受け取る人のストレスの感じ方で決まります。
同じストレスを受けても平気な人と深いダメージを受けてしまう人とに分かれるのは、ストレスの感じ方が違うからです。
ストレスの原因を小さくするのは難しいので、ストレスの感じ方を小さくし、受けたストレスを適度に発散することでストレスをコントロールすることができます。
- ストレスの種類と苦痛度合いをすべて書き出す
- 本当に受ける必要があるストレスか避けてもいいものかを考える
- 相手があるストレスは相手の立場を想像してみる
- どうすれば気にならなくなるか考える
ストレスは捉え方を変えたり、不要なものを避けたりすることで減らせます。
ストレスは発散するよりも受けるのを減らすほうがコントロール効果が高いので、不要なストレスは避けるようにすることも重要です。
必要なストレスややむを得ず受けてしまったストレスは、気分転換をして上手に発散しましょう。
- マインドフルネスなど積極的な休息を取る
- 親しい人と楽しいひと時を過ごす
- 趣味や娯楽を満喫する
- 人に悩みを打ち明ける
出典:ストレスをためない暮らし方|セルフケアで心を元気に厚生労働省,2023年2月13日閲読
ストレス発散の方法はいくつかありますが、薄毛の改善のためなら健康的な発散のさせ方をしましょう。
一人で過ごすのが好きな場合は、趣味に没頭したりマインドフルネスなどがおすすめです。
人との交流が好きな場合は、家族や友人と楽しい時間を過ごすとストレスが解消します。
寝る1時間前のスマホ操作をやめ良質な睡眠をとる
良い睡眠を取ることは、ストレスを改善し髪の健康にも繋がります。
睡眠は時間よりも質にこだわることがポイントです。
とくに眠り始めてから2〜4時間前後に訪れる深い眠りは成長ホルモンの分泌を促します。
この時間に良質な睡眠を取ることで、薄毛を改善しやすくなります。
- 寝る1時間前にはスマホをやめる
- 18時以降のカフェインをやめる
- 入浴は38度ほどのお湯に5~30分つかる
- ベッドに入る時間を毎日同じにする
- 就寝3時間前には食事を済ませる
- 朝の光を浴びる
- 自分にあった寝具を使用する
良い睡眠を取るためには、寝る前までの過ごし方が大切です。
眠りを妨げるカフェインなどの刺激物は夕方以降の摂取は避け、脳を興奮させるスマホは寝る1時間前には見るのをやめましょう。
アルコールは極力摂取を控え、どうしても飲みたい場合は量を控えめにしてください。
育毛のためには、最低でも4時間以上の良質な睡眠が必要といわれます。
睡眠の質が上がることでストレスにも強くなり薄毛の改善が見込まれるので、眠りにもこだわって生活しましょう。
ウォーキングや水泳などの有酸素運動をする
薄毛の改善には適度な運動も欠かせません。
血行促進が目的なので、激しいスポーツやジムに通うような本格的なトレーニングは不要です。
薄毛予防には有酸素運動が適しています。
- ウォーキング
- 水泳
- ランニング
- ヨガ・ストレッチ
有酸素運動は運動中に筋肉が酸素を消費しながら動く運動で、時間をかけて負荷の小さい運動をします。
一定時間続けることで脂肪の燃焼がおこり、基礎代謝がアップして心肺機能が向上します。
適度な運動量の目安としては、息がはずみ、軽く汗をかく程度の運動を週合計60分程度行います。
運動により汗をかくことで、毛穴に詰まった汚れや老廃物を外に押し出す効果も期待できます。
運動後の適度な疲労感や爽快感は副交感神経を優位にするため、交感神経が優位になりがちな方にもおすすめの運動です。
「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」を含む食生活にする
髪の健康を保つためには、栄養バランスの整った食事を規則正しく取ることが大事です。
食事で薄毛の対策をする場合は、以下の3つの栄養素を積極的に摂取します。
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
毛髪はケラチンというタンパク質でできているため、強く丈夫な髪にするためには良質なタンパク質の摂取が欠かせません。
普段の食事で肉や魚、乳製品を食べましょう。
ビタミンも不足しがちなので、食事でしっかりと補います。
- ビタミンB2、B6
- ビタミンC
- ビタミンE
ビタミンB2、B6は細胞の代謝を促進し毛母細胞の働きを活発にします。
脂質代謝も改善するため、頭皮がベタついている方や炎症をおこしがちな方は積極的に接種したい栄養素です。
ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があり、細胞や皮脂の酸化を防いでくれます。
ストレスで増える活性酸素を取り除く働きもあるため、ストレスが多い方はたくさん摂りましょう。
薄毛に良いミネラルは亜鉛です。
亜鉛は毛髪の主成分であるケラチンを生成するために欠かせないミネラルです。
また亜鉛にはAGAの原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する効果もあるといわれています。
牡蠣・豚レバー・牛肉(赤身)・卵など亜鉛を多く含む食品を積極的に食べましょう。
仕事が忙しくなかなか食生活まで気を配れない場合は、栄養補助食品やサプリメントを活用して栄養を補いましょう。
低刺激や無添加のシャンプーを購入し頭皮に優しい洗髪をする
正しいシャンプーや頭皮マッサージをすることも薄毛対策になります。
薄毛が気になる場合は、低刺激や無添加の頭皮に優しいシャンプーの使用が推奨されています。
スカルプケア用のシャンプーを利用するのもいいですね。
- シャンプー前にブラッシングをする
- お湯でよく髪や頭皮をすすぐ
- シャンプーを手のひらでよく泡立てる
- 地肌をマッサージするように洗う
- シャンプーを十分に洗い流す
- 優しくタオルドライする
- ドライヤーで髪と地肌を完全に乾かす
シャンプー時に頭皮に爪を立ててガシガシ洗うような乱暴な洗い方をしてはいけません。
頭皮に傷がついたり髪が傷んだりして、薄毛の原因になります。
また髪の洗いすぎは頭皮の乾燥を招くため、シャンプーは1日1回夜だけにしましょう。
育毛剤や発毛剤を使う場合は、シャンプー後に8割ほど髪を乾かした状態で使います。
正しいヘアケアをすることで頭皮環境が整い、薄毛の改善が期待できます。
ストレスで抜け毛や薄毛が気になったらクリニックに相談を!
ストレスをきっかけに抜け毛が増えて薄毛が気になったら、まずは自分でできる薄毛対策をしてみましょう。
どんな対策をしていいかよく分からない、自分1人で適切な対策を取る自信がないといった場合は、AGAクリニックに相談してみましょう。
- 自分だけで薄毛対策ができそうにない
- 本当にストレスによる薄毛なのか不安だ
- 薄毛の悩みを誰かに聞いてほしい
- 対策をしても薄毛が治らない
- どんどん薄毛が進行していく
自分なりに原因のストレスを緩和して生活習慣を正してみても薄毛や抜け毛が減らない場合は、なるべく早く専門的な治療をしたほうが良いです。
薄毛や抜け毛は放置しているとどんどん進んでしまい、元の髪の量に戻るまでの時間や費用も多くなってしまいます。
最近ではオンラインで無料で薄毛の悩みを相談できるクリニックもあります。
下記の記事ではオンライン診療ができるおすすめのAGAクリニックを紹介しているので参考にしてください。
ストレスが続いていたら適切な薄毛ケアをしよう
ストレスによる脱毛は、休止期脱毛や円形脱毛症、びまん性脱毛が知られています。
またストレスをきっかけにAGAが進行することも知られています。
ストレスがあるから仕方がないと思わずに、適切なケアをしましょう。
- ストレスコントロール
- 良質な睡眠
- 適度な運動
- 正しい食生活
- 適切なヘアケア
ストレスによる脱毛は正しく対策すれば半年~1年で回復します。
生活改善がうまくできなかったり、適切な対策をしても薄毛が改善しない場合は、AGAクリニックに相談しましょう。
カウンセリングや薄毛の悩み相談は無料でできます。